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『システムはなぜダウンするのか』大和田尚孝(日経BP社)
2009年早春読了。
SEっていったらソフトウェア開発業務のイメージしかないのに、いきなりバタバタの保守運用現場に放り込まれた新人向け。
そう、かつての私のような(;;)(まー一応そこで開発から入ったんだけど、周囲の雰囲気がさぁ)
私もこの業界に入るにあたって、開発現場の、徹夜&休日出勤が続く「デスマーチ」に対しての覚悟は私もありましたとも。理系学生だったから、自慢じゃないけどそういう忙しさに対する耐性はあったつもり。
大体、開発にしろ理系学生の研究にしろ、ある程度は「事前に計画して自分でコントロールできるもの」であり、「デスマに突入するのは少なからず自業自得」なわけなので、何かが起きても、自分でやらかした範囲だったらまだ受け入れられるんですよ。
それに、バーストする前になんとなく前兆も感じられるしね。
でもね。
障害ってやつは、いきなり発生するのです。
昼夜問わず。前兆も無く(ある場合もあるけど)。
しかも収束までの時間制限があるし。
正直、まったくコントロールがきかん。
(自分でバグを作りこまないよう注意するとか程度はするけど)
この「自分で制御不能な突発事態・復旧までの時間制限付き」に対応せないかんと言う業務が、私にはものすごーくきつかったorz
とはいえ、だんだん場数を踏むうちに、障害が発生しやすいタイミング(「日付が変わるころ」とか「アクセスの多い月曜の朝」とか「メインフレームの定期保守の直後」とか)も分かってくるし、障害発生箇所とか原因のあたりもつくようになる(まあいろいろ)。
そういった、「運用保守現場の人間ならなんとなく経験的に知っている感覚」が言語化されているのが、この一冊。
(まーそんなに私は最前線に立ってたわけじゃないけど。立たせてもらえなかったしw)
取り上げられているのは、銀行や公共交通機関など、特に社会的影響が大きなシステムばかりだけど、もっと小さなシステムにかかわっている人間でも、「あ、似たようなことやったことあるあるw」と思わず苦笑い&冷や汗が出る例が満載です。
本番機とテスト・開発機を間違えてバージョンアップしちゃったとかw
バージョン管理に不手際があって、旧バージョンを上げちゃったとかww
バッチ処理が朝までに終わんねぇ、とかwww(これは私がやらかしたんじゃないが)
ツールのパラメータ設定ミスとかwwww
「俺、こんな保守運用現場でなにやってんだろ(;;)」と、開発現場の同期たちと自分を比較してモチベーションが上がらない若手にもお勧めです。(少なくとも私のいる会社には多い)
筆者が保守運用の仕事に誇りを持っているせいか分からないけど、読み終わったころには「この仕事にも社会的使命があるのだ」と、思える、はず。
ちなみに私はその後、部署換えくらってます。(自ら逃げたという説もある)
たぶん、どれほど業務内容に慣れても、あの障害発生時の保守運用現場の雰囲気には慣れなかったと思われるので、それでよかったのかも。
障害発生の連絡が入ると、そこから数時間~翌朝にかけて、周囲で怒号が絶えず飛び交う世界だったからねえ… (関係各所との連絡のため)
で、周囲がほとんど、40~60代の体育会系のお父様ばかりでねえ…
すぐ近くで、始終、濁音が強い(九州の)方言で野太い声の怒鳴りあいやられるのは、学校出たばかりの20代半ばの姉さんにはきついですよ~~~。無関係でも、自分が怒鳴られているような気になる。
軽くパニック起こしてたからねー。(今思い返せば、だけど)
まぁ大変でしたよ。
怒号が飛び交うたびにパニックになる私を使わなきゃならない上司も、もちろん大変だっただろうけど。
2009年早春読了。
SEっていったらソフトウェア開発業務のイメージしかないのに、いきなりバタバタの保守運用現場に放り込まれた新人向け。
そう、かつての私のような(;;)(まー一応そこで開発から入ったんだけど、周囲の雰囲気がさぁ)
私もこの業界に入るにあたって、開発現場の、徹夜&休日出勤が続く「デスマーチ」に対しての覚悟は私もありましたとも。理系学生だったから、自慢じゃないけどそういう忙しさに対する耐性はあったつもり。
大体、開発にしろ理系学生の研究にしろ、ある程度は「事前に計画して自分でコントロールできるもの」であり、「デスマに突入するのは少なからず自業自得」なわけなので、何かが起きても、自分でやらかした範囲だったらまだ受け入れられるんですよ。
それに、バーストする前になんとなく前兆も感じられるしね。
でもね。
障害ってやつは、いきなり発生するのです。
昼夜問わず。前兆も無く(ある場合もあるけど)。
しかも収束までの時間制限があるし。
正直、まったくコントロールがきかん。
(自分でバグを作りこまないよう注意するとか程度はするけど)
この「自分で制御不能な突発事態・復旧までの時間制限付き」に対応せないかんと言う業務が、私にはものすごーくきつかったorz
とはいえ、だんだん場数を踏むうちに、障害が発生しやすいタイミング(「日付が変わるころ」とか「アクセスの多い月曜の朝」とか「メインフレームの定期保守の直後」とか)も分かってくるし、障害発生箇所とか原因のあたりもつくようになる(まあいろいろ)。
そういった、「運用保守現場の人間ならなんとなく経験的に知っている感覚」が言語化されているのが、この一冊。
(まーそんなに私は最前線に立ってたわけじゃないけど。立たせてもらえなかったしw)
取り上げられているのは、銀行や公共交通機関など、特に社会的影響が大きなシステムばかりだけど、もっと小さなシステムにかかわっている人間でも、「あ、似たようなことやったことあるあるw」と思わず苦笑い&冷や汗が出る例が満載です。
本番機とテスト・開発機を間違えてバージョンアップしちゃったとかw
バージョン管理に不手際があって、旧バージョンを上げちゃったとかww
バッチ処理が朝までに終わんねぇ、とかwww(これは私がやらかしたんじゃないが)
ツールのパラメータ設定ミスとかwwww
「俺、こんな保守運用現場でなにやってんだろ(;;)」と、開発現場の同期たちと自分を比較してモチベーションが上がらない若手にもお勧めです。(少なくとも私のいる会社には多い)
筆者が保守運用の仕事に誇りを持っているせいか分からないけど、読み終わったころには「この仕事にも社会的使命があるのだ」と、思える、はず。
ちなみに私はその後、部署換えくらってます。(自ら逃げたという説もある)
たぶん、どれほど業務内容に慣れても、あの障害発生時の保守運用現場の雰囲気には慣れなかったと思われるので、それでよかったのかも。
障害発生の連絡が入ると、そこから数時間~翌朝にかけて、周囲で怒号が絶えず飛び交う世界だったからねえ… (関係各所との連絡のため)
で、周囲がほとんど、40~60代の体育会系のお父様ばかりでねえ…
すぐ近くで、始終、濁音が強い(九州の)方言で野太い声の怒鳴りあいやられるのは、学校出たばかりの20代半ばの姉さんにはきついですよ~~~。無関係でも、自分が怒鳴られているような気になる。
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怒号が飛び交うたびにパニックになる私を使わなきゃならない上司も、もちろん大変だっただろうけど。
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プロフィール
HN:
兄貴ファン or まるこ
性別:
女性
職業:
なんちゃってSE。社畜です…
趣味:
まったり週末ランニング
自己紹介:
学生時代にお勉強させられた英語とかドイツ語とかを活用して、欧州サッカーとかジャパニメーションとか海外オークションとかで、貴重な余暇を非生産的につぶします。
時折走り、まれに勉強します。
2015年夏、乳がん(ステージ1)発症しました。
時折走り、まれに勉強します。
2015年夏、乳がん(ステージ1)発症しました。
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