【乳がん体験回想2】近所の検査施設で乳がん検診し、その場で紹介状を渡される

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※この記事は2015年当時を回想して、2017年5月に書かれたものです。可能な限り当時の手帳・メモ・書類などを参照し、正確な日付・数字を記録するよう心がけています。

2015年7月に乳がんで左乳房温存手術を受けました。
【乳がん体験回想】では、当時のことを時系列で記載していきます。

前回までの記事：
【乳がん体験回想１】しこり発見

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2015年6月中旬の月曜日、左乳房にビー玉大のしこりを自覚した私は、
これが良性なのか否かをはっきりさせるべく、近所で受診できる医療機関をネット検索し始めました。
ちなみにここで調べました(全国利用可)：
https://dock.cocokarada.jp/

前回も書きましたが、私が投入されていたプロジェクトは、当時繁忙期真っ盛り。
まだ病気かどうかはっきりしない以上、無駄に半休だの年休だの取るわけにはいきません。
と言うわけで、週末にも検査をしてくれる機関…近所にある人間ドック専門施設にて、乳がん検診を予約することにしました。

電話で検査機関に予約したい旨、連絡を入れたところ、すぐにその週末の予約を取ってくれました。

「うちは検査機関なので、ドクターとは直接お話しできません。
　自覚症状があるなら、ドクターとお話しできるクリニックや病院のほうがいいですよ」

と、受付のお姉さん。
あとから分かりましたが、しこりを含めた怪しい自覚症状があるなら、
「乳がん検診」などと言う段階はすっ飛ばし、
すぐに乳腺外科に「診療」を受けに行ってよかったのです。

さて、予約を取った土曜日、時間通り11時に検査施設に赴き、
検査着に着替えます。

私が受けることにしたのは乳房エコー。
検査施設のホームページに「30代まではエコー、40代以降はマンモグラフィーがおすすめ」と書かれていたからです。

ちなみにお値段は、私が受けた検査機関でエコーが3240円、マンモが4536円でした。施設により、お値段はいろいろ異なるようなので、事前にご確認ください。

検査着に着替え、しばらく待合室で待ちました。
同じ検査着を着た、比較的年配(40~50代)の男性女性が、私と同じようにそれぞれの検査を待っています。

20分くらい待って、乳腺エコーの部屋に呼ばれました。
検査技師さんは、私より少し年上くらいの女性です。
軽く世間話をしながら、上半身裸になり、台に横になります。

右乳房はとどこおりなく検査がすみ、問題の左乳房へ。

左乳房の下半分に器械を当てた瞬間、技師さんの手が止まります。

「検査結果が出るまで２～３週間かかりますけど、その前に病院に行ったほうがいいです」

…ぬっ、経験豊かそうな技師さんが、見て一発でそうおっしゃるか…。
結果は悪そうだと覚悟しておこう、と妙に冷静にこのとき思いました。

左乳房から脇の下まで相当念入りに調べられた後、解放されます。

「着替えて待合室でお待ちください」

待つこと約30分。この施設の午前中の営業時間も終わってしまいました。
「結果が悪いのかな～？」とぼんやり思いながらガラケーをいじって待っていると、
ようやく受付からお声がかかります。

お会計かと思いきや、
「ドクターが少しお話があるそうです」
ぬぬっ？？
ドクターとお話しできないのではなかったか？？

いぶかしく思いながら、案内されてドクターの診察室に入ります。
非常に年若いドクターと、先ほどの乳房エコーの検査技師さんがいらっしゃいます。

ドクターは、先ほどのエコーの画像を見せながら、
確実に精密検査が必要であることを説明してくれます。

「ご希望の医療機関に紹介状を書くので、すぐにでも専門医を受診してください」

…おお。そんなにヤバそうな画像なのか。
しかし「ご希望の医療機関」と言われても、ぱっと思いつかない（＞＜）

迷っていると、先ほどの技師さんが、
「先生、宛名無しの紹介状もできますよね？」とドクターに進言してくれました。

無事、宛名無しの紹介状、それからエコー画像のCD(返却不要とのこと)を渡され、
お会計を済ませて帰途につきます。

「繰り返しますが、なるべく早く病院に行ってくださいね」

別れ際の技師さんの言葉が、脳内でリピートします。

しかし、仕事がクソ忙しいこの時期に、これ以上どうやって時間を無駄にせずに医療機関を受診できるのだろうか…

この期に及んでなお、筋金入りの社畜な私は、仕事の心配ばかりしているのでありました。

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