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英語版タイトルは、
#185. Gohan goes to High School
※英語版の訳は、超絶正確、というわけではありません。
他国語版の台詞一つ一つが、必ずしもオリジナルの直訳ではない、という良い例。
1.悟飯が教室に入ってきたシーン
ビーデル:「あいつ、どこかで会ったような…」
シャプナー:「いかにも、おとなしい勉強の虫ってとこだな」
→ビーデル:"ヘンね、見覚えがあるような…"
シャプナー:"おおかたテレビのクイズ番組にでも出てたんだろうよ!"
2.授業中の雑談(1)
シャプナー:「(金色の戦士が悟飯でないかと疑うビーデルに対し)昔っから、勉強できるやつは、運動がからきしダメってのが相場さ」
イレーザ:「そうだよね。てんで弱そうだもん、悪いけど」
悟飯:「そうですよね」
→シャプナー:「本の虫が実は正義の味方だ、なんて聞いたことがねえよ。」
イレーザ:「シャプナーの言うことなんか気にしないで。その気になれば、悟飯君も悪者と戦えると思うわ」
悟飯:「いやー、それはないと思うなー」
3.授業中の雑談(2)
イレーザ:「(悟飯の自宅と学校が)1000キロはあるわよ! ジェットフライヤーだって5時間はかかる距離よ」
悟飯:「だから時間がかかっちゃって大変なんですよ…。しまった…」
→イレーザ:「500マイルはあるわよ! 車で5時間はかかる距離よ」
悟飯:「それくらい勉強に入れ込んでるってことですよ…。我ながら咄嗟によく言うよな…」
4.体育の時間
体育教師:「すごいね、君。今、8メートルくらいジャンプしたんじゃないかね?」
悟飯:「まぐれですよ」
→教師:「今のは素晴らしかったよ! 25フィートくらいジャンプしたね!」
悟飯:「いや、今のはビギナーズラックですよ。靴じゃなくてエアクッションはいてますし。」
5.放課後
(下校時、車に乗っけてくれというイレーザに対し)
悟飯:「すみません、僕の車、ひとり乗りなんです」
シャプナー:「(悟飯に対し)引っ越せばいいじゃないか」
悟飯:「それがその…」
→ 悟飯:「すみません、僕の車、ひとり乗りなんです」
シャプナー:「(イレーザに対し)俺の車になら、乗れるぜ」
悟飯:「それは僕にとっても都合がいいや」
背景となる文化の差異
・長さの単位が違います!!(3と4)
さすがアメリカ。設計図上の数字を、メートル法ではなく、フィートやらインチやらをで読んだがために、ロケット(シャトルだっけ?)の設計を誤った国。
それぞれ、換算すると、微妙にオリジナルに近い数値が出るあたりに、スタッフのこだわりを感じる:
3. 500マイル≒800キロ ←オリジナルは1000キロ
4. 25フィート≒7.6メートル ←オリジナルは8メートル
・アメリカ人の距離感覚。
3で、800キロを「車で5時間の距離」と言っているが、これをスピードに換算すると時速約160キロ。
都市間の郊外の道だったら、これくらいのスピードでガンガン飛ばすのがアメリカンスタンダードってことなんだね?
・教師たるもの、生徒をとにかく褒めるのがアメリカ流?
4にて。通常ありえない現象を目の当たりにしても、とりあえず生徒のグッジョブを褒める方向でアプローチする教師。決して呆然としたりしない! どんなときでも教育者としての本分を忘れない!<評価しすぎ
なんとも言えずに、アメリカ的です。
(ちなみにドイツ語版の同じシーンでは、悟飯に対して、説明を求めてくる(笑))
・会話は直前の流れを膨らませることがセオリー?
1や5で、独り言的な感想をばらばらに発したり、少し話が前後する会話が交わされたりしている。
英語版では、どちらも見事に、直前の発言を受けて相手(や次の人)に会話のボールを渡す流れに、修正されている。
アメリカでは、独り言的な感想をいきなり会話の流れに投げ込むの、嫌がられるのかね? 日本人は良くやるけど。
演出上の差異
・台詞の密度が濃い英語版。
このエピソードに限らず、英語版は全般的に、「沈黙」や「間」を嫌う傾向がある。1~2秒の無台詞のシーン(我々から見ると適度な演出の間)に、無理やり台詞を突っ込んできます。
要するに、うるさい。さらに、早口。
・イレーザのキャラ付け。
2,5あたりの、悟飯への積極的な態度に注目。
確かに、悟飯登場シーンで「あの人、好みのタイプ」という趣旨の発言をしているが、オリジナルではここまであからさまに積極的ではない。
ここでは取り上げていないが、英語版では、「悟飯君の車に乗せていって」という台詞も、媚を売る声色をになっている。
一部のアメリカのファンが、あたかもビーデルとイレーザが悟飯を取り合っているかのようなAMVを作成している理由が、これで納得できるね。
#185. Gohan goes to High School
※英語版の訳は、超絶正確、というわけではありません。
他国語版の台詞一つ一つが、必ずしもオリジナルの直訳ではない、という良い例。
1.悟飯が教室に入ってきたシーン
ビーデル:「あいつ、どこかで会ったような…」
シャプナー:「いかにも、おとなしい勉強の虫ってとこだな」
→ビーデル:"ヘンね、見覚えがあるような…"
シャプナー:"おおかたテレビのクイズ番組にでも出てたんだろうよ!"
2.授業中の雑談(1)
シャプナー:「(金色の戦士が悟飯でないかと疑うビーデルに対し)昔っから、勉強できるやつは、運動がからきしダメってのが相場さ」
イレーザ:「そうだよね。てんで弱そうだもん、悪いけど」
悟飯:「そうですよね」
→シャプナー:「本の虫が実は正義の味方だ、なんて聞いたことがねえよ。」
イレーザ:「シャプナーの言うことなんか気にしないで。その気になれば、悟飯君も悪者と戦えると思うわ」
悟飯:「いやー、それはないと思うなー」
3.授業中の雑談(2)
イレーザ:「(悟飯の自宅と学校が)1000キロはあるわよ! ジェットフライヤーだって5時間はかかる距離よ」
悟飯:「だから時間がかかっちゃって大変なんですよ…。しまった…」
→イレーザ:「500マイルはあるわよ! 車で5時間はかかる距離よ」
悟飯:「それくらい勉強に入れ込んでるってことですよ…。我ながら咄嗟によく言うよな…」
4.体育の時間
体育教師:「すごいね、君。今、8メートルくらいジャンプしたんじゃないかね?」
悟飯:「まぐれですよ」
→教師:「今のは素晴らしかったよ! 25フィートくらいジャンプしたね!」
悟飯:「いや、今のはビギナーズラックですよ。靴じゃなくてエアクッションはいてますし。」
5.放課後
(下校時、車に乗っけてくれというイレーザに対し)
悟飯:「すみません、僕の車、ひとり乗りなんです」
シャプナー:「(悟飯に対し)引っ越せばいいじゃないか」
悟飯:「それがその…」
→ 悟飯:「すみません、僕の車、ひとり乗りなんです」
シャプナー:「(イレーザに対し)俺の車になら、乗れるぜ」
悟飯:「それは僕にとっても都合がいいや」
背景となる文化の差異
・長さの単位が違います!!(3と4)
さすがアメリカ。設計図上の数字を、メートル法ではなく、フィートやらインチやらをで読んだがために、ロケット(シャトルだっけ?)の設計を誤った国。
それぞれ、換算すると、微妙にオリジナルに近い数値が出るあたりに、スタッフのこだわりを感じる:
3. 500マイル≒800キロ ←オリジナルは1000キロ
4. 25フィート≒7.6メートル ←オリジナルは8メートル
・アメリカ人の距離感覚。
3で、800キロを「車で5時間の距離」と言っているが、これをスピードに換算すると時速約160キロ。
都市間の郊外の道だったら、これくらいのスピードでガンガン飛ばすのがアメリカンスタンダードってことなんだね?
・教師たるもの、生徒をとにかく褒めるのがアメリカ流?
4にて。通常ありえない現象を目の当たりにしても、とりあえず生徒のグッジョブを褒める方向でアプローチする教師。決して呆然としたりしない! どんなときでも教育者としての本分を忘れない!<評価しすぎ
なんとも言えずに、アメリカ的です。
(ちなみにドイツ語版の同じシーンでは、悟飯に対して、説明を求めてくる(笑))
・会話は直前の流れを膨らませることがセオリー?
1や5で、独り言的な感想をばらばらに発したり、少し話が前後する会話が交わされたりしている。
英語版では、どちらも見事に、直前の発言を受けて相手(や次の人)に会話のボールを渡す流れに、修正されている。
アメリカでは、独り言的な感想をいきなり会話の流れに投げ込むの、嫌がられるのかね? 日本人は良くやるけど。
演出上の差異
・台詞の密度が濃い英語版。
このエピソードに限らず、英語版は全般的に、「沈黙」や「間」を嫌う傾向がある。1~2秒の無台詞のシーン(我々から見ると適度な演出の間)に、無理やり台詞を突っ込んできます。
要するに、うるさい。さらに、早口。
・イレーザのキャラ付け。
2,5あたりの、悟飯への積極的な態度に注目。
確かに、悟飯登場シーンで「あの人、好みのタイプ」という趣旨の発言をしているが、オリジナルではここまであからさまに積極的ではない。
ここでは取り上げていないが、英語版では、「悟飯君の車に乗せていって」という台詞も、媚を売る声色をになっている。
一部のアメリカのファンが、あたかもビーデルとイレーザが悟飯を取り合っているかのようなAMVを作成している理由が、これで納得できるね。
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HN:
兄貴ファン or まるこ
性別:
女性
職業:
なんちゃってSE。社畜です…
趣味:
まったり週末ランニング
自己紹介:
学生時代にお勉強させられた英語とかドイツ語とかを活用して、欧州サッカーとかジャパニメーションとか海外オークションとかで、貴重な余暇を非生産的につぶします。
時折走り、まれに勉強します。
2015年夏、乳がん(ステージ1)発症しました。
時折走り、まれに勉強します。
2015年夏、乳がん(ステージ1)発症しました。
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