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※初めての方は目次へどうぞ。
2月ももう下旬ですが、2018年初更新です。
2015年7月にステージ1の乳がんで左乳房温存手術を受けてから2年半が経ちました。
ホルモン療法(タモキシフェン服用)開始からも約2年半、
放射線治療完了からは約1年3か月経過したことになります。
昨年2017年の手術1年半経過時には、回復状況と、
まだ残っていた若干の身体的な困りごとについて書きました。
今回はそのとき「気が向いたらまた書く」と言っていた、
まだまだ残る社会的・心理的なそれなりの厄介ごとについて書いてみたいと思います。
その本題の前に、軽く現時点での身体的な回復状況についても書いてみましょう。
2月ももう下旬ですが、2018年初更新です。
2015年7月にステージ1の乳がんで左乳房温存手術を受けてから2年半が経ちました。
ホルモン療法(タモキシフェン服用)開始からも約2年半、
放射線治療完了からは約1年3か月経過したことになります。
昨年2017年の手術1年半経過時には、回復状況と、
まだ残っていた若干の身体的な困りごとについて書きました。
今回はそのとき「気が向いたらまた書く」と言っていた、
まだまだ残る社会的・心理的なそれなりの厄介ごとについて書いてみたいと思います。
その本題の前に、軽く現時点での身体的な回復状況についても書いてみましょう。
■同時再建のおニクの取得元である、上腹部の違和感
相変わらず違和感はあります。
なんとなく痛いかな?ということも、稀にですが、まだあります。
癒し系のマッサージに行って、何も知らないセラピストのお姉さんに、
「ここ、疲れがたまってますね」と言われるくらいなので、
ウィークポイントになっているのは間違いないでしょう。
事情を話した後、その時のセラピストさん曰く
「怪我や手術した部分を、カラダはずっと覚えていますからね」だそうです。
自分で労わってあげるしかありませんね。
■手術の痕(あと)
手術後1年半の時点でずいぶんと薄くなっていた創は、
今はだいぶ目を凝らしてみないと分かりません。
乳房の形自体は違和感ない感じに再建していただいたのですが、
手術時にメスを入れた創(きず)の大きさはそれなりで、
(左乳房の下半分を、円弧を描くようにぐるっと)
術後半年くらいまでは少々気になってはいました。
■手術側の肩の稼働領域の狭さ
手術後1年半の時点で、腕を上げるのに問題はないものの、
動きにぎこちなさがあった左腕と肩周り。
月一で通っている整体師さんに
「意識して動かすようにしたほうがいい」と指摘されたので、
以後、頑張って動かすようにしています。
それから数か月して、だいぶ引っ掛かりも取れてきている、とのことです。
手術が軽くても、ちゃんと意識して動かさないと(リハビリしないと)ダメですね!
■放射線治療の「日焼け」
言われても分からないほど、薄くなりました
■放射線治療の照射領域の発汗機能の消滅
これはもう一生回復しません。
ま、あまり困りませんが。
■放射線治療の照射領域のムダ毛消失
おかげさまでこちらも回復していません。
左ワキ毛の一部と、左乳首回りのムダ毛だけの効果ですが、
これはこのまま回復しなくて、全然OK!!!
■タモキシフェンの副作用(かもしれない)微熱
相変わらず、あるにはあります(起き抜けで37度前後)。
ただ、以前から言っているように、これによる日常生活への悪影響は特にないので、
気にしなければ問題ありません。
■タモキシフェンの副作用(かもしれない)便秘
時々ひどくなります。
服用開始2年経過したころ、一時的に大変ひどくなり、なんと「痔」らしき症状が…。
痛い…(><。)
便秘気味になったら、無理せず、かかりつけ医に便秘解消してくれる薬を出してもらったほうがいいかもしれません…。
■タモキシフェンの副作用(かもしれない)生理不順
相変わらず不順気味です。
が、まあ、生理用品を常備しておけばいいだけの話です。
といいつつ、PMS的な症状が出た時、
生理が周期的なら前回の日程から「これは生理前だからだ!」と自分で分かりますが、生理不順だとPMSなのか判別が即座にはつきません。
なので、例えばイライラが激しくて周囲に八つあたりした翌日あたり、生理が予想外に来てみたりして、「ああ…生理前だからイラついてたんだ…みんなに悪いことしたな…」と落ち込んだりとかすることもあります。
(何気なく社会的な困りごとなのかもしれないと今思った…)
…
さて、ようやく本題の「社会的・心理的なそれなりの厄介ごと」です。
■乳がんのことを「誰に」「どのタイミングで」「どこまでの詳細を」話すべきかという問題
・職場編
いつ誰に聞かれてもいいように、自分がオープンにしてもよい範囲の話で、かつ自分で納得できる「ストーリー」をあらかじめ整理しておくとよいかなと思います。
つじつまさえ合っていれば、多少のウソもありだと思っています。
その際、「ああ、自分はウソを話している…申し訳ない…」という罪悪感は克服しておく必要があります。
罪悪感を手放す考え方のコツとしては、
「世の中の人のすべてが、他人様のプライベートの詳細な真実を知りたいわけではない」
と認識することでしょうか。
例えば、仕事場の同僚なり、友人なりと、
あなたが今夜一緒にお酒を飲みに行く約束をしてたとしましょう。
その人から突然キャンセルしたいという電話がかかってきたとします:
「すまん、今日の約束はキャンセルさせてくれ。
実は俺には腹違いの弟がいて、10年前から消息不明になっていたんだが、つい今朝になって警察から連絡があってその弟が麻薬で逮捕されたらしく、しかも麻薬を買うカネを付き合っている彼女の認知症の祖父から巻き上げていたらしいんだ。弟の実の母親とは連絡を取ったんだが、今、彼女も仕事中のケガで入院していて…」
…いや、もう相当深い付き合いの相手でない限り、そこまで詳しく知りたくないですよね。
「すまん、実家のほうでゴタゴタがあるから、約束はまたにさせてくれ!」
くらいシンプルで、いいですよね?
ということで、私の場合、仕事での人間関係に対しては:
「仕事のし過ぎで体壊して、その後も経過観察と服薬が必要。
だから月1くらいで平日通院のため休んだり、
飲み会でアルコールは飲ま(め)ない」
…というストーリーで通しています。
仕事場での人間関係程度の距離感なら、それくらいの曖昧さでいいんじゃないかなと思っています。
実際、酔った勢いとかで病名を聞いてくる人もたまにいますが、
本当のことを話すと、みんなドン引きしますからねー。
(この2年半で、4回くらいドン引かれたので、職場では、労務管理上その情報が必要である上司や人事以外にはもう言わない、と心に決めました)
まあ、「聞かないほうがいいと思いますよー」「(相手がセクハラ気味の男性なら)女の人の病気だから、○○さんにはとても教えられないなー。いやマジで。」くらいのノリでかわすのがオトナの対応、というか、社会人としての相手への思いやり、ですかね。
世の中には、知らなくていいことも、あるのです(--)(_ _)(--)
ちなみに話が前後しますが、
「酒を医者に止められている」
「大事を取って頻繁な検査が必要、と医者から言われている」
など、「医者によるお達し」を名目に掲げることは、アルハラやパワハラが蔓延しているブラック職場でも、かなりの威力を発揮します。
(それでもダメな職場は、早く退職したほうがいいレベルということです)
ついでにですが、私、大きな声では言えませんが、
どさくさに紛れて、通院じゃない理由で休むこともしばしばです。
(具体的には3回に1回は通院と言い張りつつ別の用事で休んでますが何か!)
↑民間のカウンセリング受診とか、意識高い系が大好きなスキルアップセミナーとか、その手の用事です。完全に遊びに行ったりとかはさすがにしてません。バレたときいくらなんでも問題になりそうなので。
これも「多少のウソはOK」の範疇だと、自分では思っています。平日に休むのは、通院・家庭の事情・体調不良以外の理由は、やっぱりハードル高いですから。(言い訳三昧)
…なんというか、社畜戦士な私も、だいぶいい加減になりました。
(これまでの信用の蓄積があるがゆえにつけるウソ、でもあるのでしょうが)
もちろんシステムカットオーバー期みたいな超絶繁忙期に、不要不急の休みは取りませんよー。
本当に医者に行かなきゃいけないときは、何があってもちゃんと予約通り行きますが。
・友人編
一方で利害関係のないプライベートの友人たちには、
オープンにする機会があれば、積極的にオープンにしてしまっています。
ある程度深い付き合いをしていると、どうしてもそこに触れないわけにはいかない瞬間とかが出てくるので、少々強引にでも話してしまっています。
おおむね事実を聞くと、職場の人たち同様、ドン引きします。
でもみんな大人なので、その次に会った時までにはその戸惑いも消化して、普通に接してくれます。
病名を理由に離れていった友人は、今のところいません。
(まあそもそも減るほど友達も多くはないんですけど)
・親戚編
親戚へはとりあえずまだ何も言っていません。(※手術後2年半経過現在)
法事でもあって会う機会があれば、話の流れ次第でオープンにするつもりはあるけど:
そもそも会う機会がない。
というか父方は祖父母ともにとっくに他界。
しかも父親本人が他界しているので、父方とは墓参りくらいしかつながりがない。
母方は祖父が20年前に他界。
母方の祖母は存命だが認知症で私のことなんか分かるわけない。
母のきょうだいはあまり仲良くなく交流ほぼ無し。
いとこ同士も20年前の祖父の葬式以来、会っていないレベル。
…ということで、実家の母と弟以外、血縁で、私の乳がんのことを知っている人はいないという、なかなか驚くべき状況が今あらためて浮き彫りになったわけです。
実家のご近所さんなんかのほうが、母が話しちゃったから相当詳しく私の回復経過とか知ってたりするという(笑)
しかしまあ、親戚なんて、独身のアラフォー女性にとっては、ただでさえウルサくてウザい存在らしいから、私の病気のことも言わないで済むなら言わないでいるのが、一番平和でよいのかもしれません。
■献血はもうできませぬ
一度がんと名のつく病気になると、もう一生献血はできません。
社会貢献は、血液提供以外の方法で実現しましょう!
日本赤十字社のホームページより:
http://www.jrc.or.jp/donation/about/refrain/detail_01/
悪性腫瘍の診断を受けて治療中の方はもちろん、
悪性腫瘍の手術を受けた後の方も、たとえその術後経過が良好でも、
原則として献血をご遠慮いただいています。
職場の雑談で、流れで「なんでお前、献血行かないの?」となったとき(※)には、「持病で服薬中だから、医者に止められている」と言えば、みなさんご納得いただけるようです。
(※時々、大きなオフィスビルには、献血車が、入居企業の従業員をあてにして、わざわざ血を集めに来たりするじゃないですか。ああいうとき)
同じく日本赤十字社のホームページより:
http://www.jrc.or.jp/donation/about/refrain/detail_02/
内服していても特に支障のない薬は、ビタミン剤およびごく一般的な胃腸薬などの類。それ以外は病気の種類や薬の種類によって献血をご遠慮いただくことがあります。また、外用薬、坐薬、点眼または点鼻薬でも、その内容により献血できない場合がありますが、その判断は医師が行います。
ま、乳がんはさておき、タモキシフェンを服薬していたら本当に献血できないのかどうかは、確認したことはないですけどね。
■保険やローンが新規に組めない
家族持ちの人が保険を新規に組めないと、
もしかしたらすごく困るのかも知れません。
幸い私は扶養家族がいない身軽なシングル(そして積極的にそのステータスを脱するつもりもない)なので、今後は医療保険分をカバーできるような貯金さえ心がけていけば、特に困ることもありません。
どちらかというと、問題はローンかなと。
具体的には住宅ローンが組めないこと。
残念ながら、私は、病気の前にローンを組んで家やマンションを買ったけではなく、一方で今すぐおうちが買えるほどのお金があるわけでもないので、ほぼ強制的に賃貸生活を続けていくしかありません。
そもそも雇われIT屋なんて、お客様の都合でいくらでも転勤がある職業なので、乳がんの話が無くても、シングルの身で住居購入に踏み切るのはそもそもハードルが高かったりするわけですが…
ネットでこの件(今後の住居をどうするべきか)についてFPに無料相談したときは、「これからさらに貯金していって、リタイアしたときに、現金一括で好きなところに住居を買うのがよいかと」という解決策を提示されました。(というかもうそれしかなさそうな雰囲気)
まあ、しょうがないので、賃貸しながら、プラスアルファで将来の住居用として貯金できる月々の金額を割り出して、こつこつやってます。
でもね、65歳まで働くにしてももう25年しかないし、そんなにたくさんためられません。
リタイア時に持っている額の範疇で、どうにかするしかないんだろうなーというのが、本音。
すでに計画とは言えない、行き当たりレベルでしかありませんが…
【参考リンク】https://fpcafe.jp/questions/237
↑「まさやん」というハンドルネームでこの件について相談してみました。
…やべえ、一応隠してきた居住県がバレる(笑)
ご夫婦共働きだったりする場合は、どちらかご健康なほう(どちらかが健康であれば)にローンを背負ってもらうしかないんでしょうね(- -;)
まあ、でも、変な話、今の日本では、ご夫婦の場合、まだまだ旦那さんのほうが大黒柱である場合が多いみたいなので、女性に多い乳がんに奥さんがもしなった場合、ローンなんかより、奥さん側に負担がかかりがちな日常の家事育児に多大なる障害が出るんだろうな…実際そういう話も当事者のブログや体験談でよく目にするし…
■既往歴記入時、地味に落ち込む
医者に新規にかかるとこ、健康診断受けるときなど、既往歴に病名を記入しながら地味に落ち込みます。
「3年前まではここ、空欄でよかったのにな…(泣)」とか思いながら。
まだ30代(診断確定当時)という若さだったというのもあり、インパクトもあったのか、大体の医者は、その既往歴の欄を見て、なんとも言えない反応を示すことが多かった気がします。
「今まで大きな病気は…。あー。あるんだ。そうだったんだね。なるほど…(沈黙)」
とかなんとか。
あと、内科とかならともかく、歯科や眼科や耳鼻科でどこまで乳がんについて正直に書くもんなんだろう、と悩まないこともないです。
(結局ちゃんと書きますけど)
■健康診断などでちょっと異常値が出ると、ハンパでなくビビる
転移じゃないかとか、再発じゃないかとか、新たな重病なんじゃないかとか、本能的に心配になります。
職場のオジさまがたが「いや~、今年も再検査が出ちまったよ~ハハハ」と不健康自慢できる神経が、信じられませぬぅぅぅぅ。
しかもあの人たちも、それなりに病気で苦しんだこともある人もいるんですけどね?
オジさまがたって、そういう人種なのでしょうか。アラフォーとはいえ、女子には理解できませぬ!(><)
ちなみに年末の会社の健康診断で要精密検査が1件出て、今もちょっと私、ビビってます。
たぶん大丈夫だけど、万一という可能性は当然あるわけだし…(ひー(><))
3月に再検査予定なので、また別途記事書きます。(気が向いたら…)
※書きました:人間ドックで要精密検査!→大腸内視鏡・初体験
■10年後生存率のニュースにかなりナーバスになる
私の場合、乳がんステージ1は10年後生存率90%超えると言われています。
…が逆に考えると、10年後には10%弱の確率で死んでるということになるわけで…
もちろん、全年齢の患者の統計なので、かなり若いほうの私が今後10年後までに死んでしまう確率はさらに低いとはいえ、…ねえ…?
「人間、いつ死ぬかわからない。明日かもしれない。どんなに健康でもそれは同じこと」
とは言え、そんな漠然とした一般論ではなく、
具体的な病名で、具体的な年数後の確率が、具体的な数値で表現されている、って、かなり危機感をあおられますよね、正直!
(同病経験者の方には、この感覚、分かっていただけると思いますが)
なお、(乳がんに関わらず)有名人のがんのニュースにも、相当ナーバスになります。
当事者が動揺するだけならまだしも、なんで周囲まであんなにことさら悲観的なことばっかりみんな言うんだろうね! 市井のがん経験者として、非常に迷惑だ!(><)
■妊娠、出産にまつわること
ある程度若い患者さんで、出産を希望される方の場合、特に重要度の高い話になります。
乳腺(乳房)は妊娠・出産に直接かかわる部位ではありませんが、
乳がん治療でも使う抗がん剤の種類によっては、妊娠の機能(妊孕性:にんようせい)に大きな影響が出るそうです。
また、私も服用しているホルモン治療用のタモキシフェンは、胎児に悪影響を及ぼすとはっきり分かっているので、服用中は原則妊娠禁止です。
30代以下の若い患者さんで、妊娠・出産を希望されている場合は、このテーマが最も重大な心理的・社会的・心理的なテーマとなります。
私みたいに「ま、もう30代も終盤だし、そもそもそれほど子供欲しいと思ってなかったし、パートナーがいるわけでもないし、ま、いっかー」と思えるなら、あまり考えなくてもいいのでしょうが、そうでない人のほうが多いでしょうから。
気になる方は「妊孕性」「妊孕性温存」といったキーワードで、情報収集してみるのもいいかも知れません(その際、怪しい民間療法サイトや、インチキ医師の金儲け用サイトに引っかかったりしないように!!)
■婚活や就活で、どこまで言うべきか
婚活を3か月でやめた私ですが、やめた理由の5%くらい(少!)は、やはり病気のことを考えたからです。
結婚相談所なんかは、男女ともに「独身」であることに加え「健康であること」が入所条件になっていたりするのです。
乳がん3年生である私がそこまで堂々と「私、健康です!!」と言えるのかどうか、というのが引っかかったのです。
それに逆の立場で考えると、自分が健康だったらやっぱり、相手がそんな派手な病気の経験者ならビビるかなと。
就活については、もし転職することになったら、
「持病があって、月1回くらい通院が必要ですが、元気で十分働けます」というストーリーで攻めていくのでしょうね。今までの職場の経験から、病名をズバリ言わなくてもいいような気がします。(むしろ言わないほうがいいという説が有力)
それでもって「フルマラソンを年1回走ってます」という体力自慢や、「つい最近もシステム立ち上げで夜中まで連日働いてました!」みたいな社畜エピソードを、アピールするんでしょうね…
(ああ、最近もやりましたとも。連日午前様だった年末は、倒れるかと思いましたよ…。残業代は満額出たけど)
…まあそんな感じですかね。
・妊娠・出産を希望する場合の大変さ
・婚活・就活時に起きる問題
・新規の保険・ローン契約の難しさ
・親戚連中の差し出口
・マスコミの過大なガン報道
…あたりを気にしないですむなら、早期乳がんの場合、初期治療完了2年も過ぎれば大体普通の生活ができるのかな、といったところでしょうか。
そして問題なのは、その「妊娠・出産」「婚活・就活」「保険・ローン(経済的な問題)」こそが、これから人生の土台を作ろうとしている&まさに作っている最中の、30代以下の若いがん経験者にとっては往々にして非常にシビアな課題であることです。(※乳がんに限らず、若年のがん経験者一般にとって)
人生が固まっている中高年以上の経験者の方には、この深刻さをなかなか分かってもらえないところも大きく、このあたりは、若年がん経験者当事者たちが、デジタルネイティブな自分たちの特製を武器に、ネットワーク広げていくしかないんじゃないかな…と思っています。
そういう私は、今月40歳になりました。
無事、中年の仲間入りです。
(ということもあり、若年がん経験者としての活動を私自身が何かやる気は、ありません…。ま、大体若年がんって発症時35歳未満がラインなので、診断確定時37歳の私は最初から基準外だし)
経過観察の乳がんやら、未だに頓服が必要なメンタルの問題と付き合いつつ、中堅社畜IT戦士として、また(なんといっても世界から見たら)自由で豊かな現代日本に生まれた一人の日本人として、より良い人生の後半戦を送れたらなあ、と思っています。
相変わらず違和感はあります。
なんとなく痛いかな?ということも、稀にですが、まだあります。
癒し系のマッサージに行って、何も知らないセラピストのお姉さんに、
「ここ、疲れがたまってますね」と言われるくらいなので、
ウィークポイントになっているのは間違いないでしょう。
事情を話した後、その時のセラピストさん曰く
「怪我や手術した部分を、カラダはずっと覚えていますからね」だそうです。
自分で労わってあげるしかありませんね。
■手術の痕(あと)
手術後1年半の時点でずいぶんと薄くなっていた創は、
今はだいぶ目を凝らしてみないと分かりません。
乳房の形自体は違和感ない感じに再建していただいたのですが、
手術時にメスを入れた創(きず)の大きさはそれなりで、
(左乳房の下半分を、円弧を描くようにぐるっと)
術後半年くらいまでは少々気になってはいました。
■手術側の肩の稼働領域の狭さ
手術後1年半の時点で、腕を上げるのに問題はないものの、
動きにぎこちなさがあった左腕と肩周り。
月一で通っている整体師さんに
「意識して動かすようにしたほうがいい」と指摘されたので、
以後、頑張って動かすようにしています。
それから数か月して、だいぶ引っ掛かりも取れてきている、とのことです。
手術が軽くても、ちゃんと意識して動かさないと(リハビリしないと)ダメですね!
■放射線治療の「日焼け」
言われても分からないほど、薄くなりました
■放射線治療の照射領域の発汗機能の消滅
これはもう一生回復しません。
ま、あまり困りませんが。
■放射線治療の照射領域のムダ毛消失
おかげさまでこちらも回復していません。
左ワキ毛の一部と、左乳首回りのムダ毛だけの効果ですが、
これはこのまま回復しなくて、全然OK!!!
■タモキシフェンの副作用(かもしれない)微熱
相変わらず、あるにはあります(起き抜けで37度前後)。
ただ、以前から言っているように、これによる日常生活への悪影響は特にないので、
気にしなければ問題ありません。
■タモキシフェンの副作用(かもしれない)便秘
時々ひどくなります。
服用開始2年経過したころ、一時的に大変ひどくなり、なんと「痔」らしき症状が…。
痛い…(><。)
便秘気味になったら、無理せず、かかりつけ医に便秘解消してくれる薬を出してもらったほうがいいかもしれません…。
■タモキシフェンの副作用(かもしれない)生理不順
相変わらず不順気味です。
が、まあ、生理用品を常備しておけばいいだけの話です。
といいつつ、PMS的な症状が出た時、
生理が周期的なら前回の日程から「これは生理前だからだ!」と自分で分かりますが、生理不順だとPMSなのか判別が即座にはつきません。
なので、例えばイライラが激しくて周囲に八つあたりした翌日あたり、生理が予想外に来てみたりして、「ああ…生理前だからイラついてたんだ…みんなに悪いことしたな…」と落ち込んだりとかすることもあります。
(何気なく社会的な困りごとなのかもしれないと今思った…)
…
さて、ようやく本題の「社会的・心理的なそれなりの厄介ごと」です。
■乳がんのことを「誰に」「どのタイミングで」「どこまでの詳細を」話すべきかという問題
・職場編
いつ誰に聞かれてもいいように、自分がオープンにしてもよい範囲の話で、かつ自分で納得できる「ストーリー」をあらかじめ整理しておくとよいかなと思います。
つじつまさえ合っていれば、多少のウソもありだと思っています。
その際、「ああ、自分はウソを話している…申し訳ない…」という罪悪感は克服しておく必要があります。
罪悪感を手放す考え方のコツとしては、
「世の中の人のすべてが、他人様のプライベートの詳細な真実を知りたいわけではない」
と認識することでしょうか。
例えば、仕事場の同僚なり、友人なりと、
あなたが今夜一緒にお酒を飲みに行く約束をしてたとしましょう。
その人から突然キャンセルしたいという電話がかかってきたとします:
「すまん、今日の約束はキャンセルさせてくれ。
実は俺には腹違いの弟がいて、10年前から消息不明になっていたんだが、つい今朝になって警察から連絡があってその弟が麻薬で逮捕されたらしく、しかも麻薬を買うカネを付き合っている彼女の認知症の祖父から巻き上げていたらしいんだ。弟の実の母親とは連絡を取ったんだが、今、彼女も仕事中のケガで入院していて…」
…いや、もう相当深い付き合いの相手でない限り、そこまで詳しく知りたくないですよね。
「すまん、実家のほうでゴタゴタがあるから、約束はまたにさせてくれ!」
くらいシンプルで、いいですよね?
ということで、私の場合、仕事での人間関係に対しては:
「仕事のし過ぎで体壊して、その後も経過観察と服薬が必要。
だから月1くらいで平日通院のため休んだり、
飲み会でアルコールは飲ま(め)ない」
…というストーリーで通しています。
仕事場での人間関係程度の距離感なら、それくらいの曖昧さでいいんじゃないかなと思っています。
実際、酔った勢いとかで病名を聞いてくる人もたまにいますが、
本当のことを話すと、みんなドン引きしますからねー。
(この2年半で、4回くらいドン引かれたので、職場では、労務管理上その情報が必要である上司や人事以外にはもう言わない、と心に決めました)
まあ、「聞かないほうがいいと思いますよー」「(相手がセクハラ気味の男性なら)女の人の病気だから、○○さんにはとても教えられないなー。いやマジで。」くらいのノリでかわすのがオトナの対応、というか、社会人としての相手への思いやり、ですかね。
世の中には、知らなくていいことも、あるのです(--)(_ _)(--)
ちなみに話が前後しますが、
「酒を医者に止められている」
「大事を取って頻繁な検査が必要、と医者から言われている」
など、「医者によるお達し」を名目に掲げることは、アルハラやパワハラが蔓延しているブラック職場でも、かなりの威力を発揮します。
(それでもダメな職場は、早く退職したほうがいいレベルということです)
ついでにですが、私、大きな声では言えませんが、
どさくさに紛れて、通院じゃない理由で休むこともしばしばです。
(具体的には3回に1回は通院と言い張りつつ別の用事で休んでますが何か!)
↑民間のカウンセリング受診とか、意識高い系が大好きなスキルアップセミナーとか、その手の用事です。完全に遊びに行ったりとかはさすがにしてません。バレたときいくらなんでも問題になりそうなので。
これも「多少のウソはOK」の範疇だと、自分では思っています。平日に休むのは、通院・家庭の事情・体調不良以外の理由は、やっぱりハードル高いですから。(言い訳三昧)
…なんというか、社畜戦士な私も、だいぶいい加減になりました。
(これまでの信用の蓄積があるがゆえにつけるウソ、でもあるのでしょうが)
もちろんシステムカットオーバー期みたいな超絶繁忙期に、不要不急の休みは取りませんよー。
本当に医者に行かなきゃいけないときは、何があってもちゃんと予約通り行きますが。
・友人編
一方で利害関係のないプライベートの友人たちには、
オープンにする機会があれば、積極的にオープンにしてしまっています。
ある程度深い付き合いをしていると、どうしてもそこに触れないわけにはいかない瞬間とかが出てくるので、少々強引にでも話してしまっています。
おおむね事実を聞くと、職場の人たち同様、ドン引きします。
でもみんな大人なので、その次に会った時までにはその戸惑いも消化して、普通に接してくれます。
病名を理由に離れていった友人は、今のところいません。
(まあそもそも減るほど友達も多くはないんですけど)
・親戚編
親戚へはとりあえずまだ何も言っていません。(※手術後2年半経過現在)
法事でもあって会う機会があれば、話の流れ次第でオープンにするつもりはあるけど:
そもそも会う機会がない。
というか父方は祖父母ともにとっくに他界。
しかも父親本人が他界しているので、父方とは墓参りくらいしかつながりがない。
母方は祖父が20年前に他界。
母方の祖母は存命だが認知症で私のことなんか分かるわけない。
母のきょうだいはあまり仲良くなく交流ほぼ無し。
いとこ同士も20年前の祖父の葬式以来、会っていないレベル。
…ということで、実家の母と弟以外、血縁で、私の乳がんのことを知っている人はいないという、なかなか驚くべき状況が今あらためて浮き彫りになったわけです。
実家のご近所さんなんかのほうが、母が話しちゃったから相当詳しく私の回復経過とか知ってたりするという(笑)
しかしまあ、親戚なんて、独身のアラフォー女性にとっては、ただでさえウルサくてウザい存在らしいから、私の病気のことも言わないで済むなら言わないでいるのが、一番平和でよいのかもしれません。
■献血はもうできませぬ
一度がんと名のつく病気になると、もう一生献血はできません。
社会貢献は、血液提供以外の方法で実現しましょう!
日本赤十字社のホームページより:
http://www.jrc.or.jp/donation/about/refrain/detail_01/
悪性腫瘍の診断を受けて治療中の方はもちろん、
悪性腫瘍の手術を受けた後の方も、たとえその術後経過が良好でも、
原則として献血をご遠慮いただいています。
職場の雑談で、流れで「なんでお前、献血行かないの?」となったとき(※)には、「持病で服薬中だから、医者に止められている」と言えば、みなさんご納得いただけるようです。
(※時々、大きなオフィスビルには、献血車が、入居企業の従業員をあてにして、わざわざ血を集めに来たりするじゃないですか。ああいうとき)
同じく日本赤十字社のホームページより:
http://www.jrc.or.jp/donation/about/refrain/detail_02/
内服していても特に支障のない薬は、ビタミン剤およびごく一般的な胃腸薬などの類。それ以外は病気の種類や薬の種類によって献血をご遠慮いただくことがあります。また、外用薬、坐薬、点眼または点鼻薬でも、その内容により献血できない場合がありますが、その判断は医師が行います。
ま、乳がんはさておき、タモキシフェンを服薬していたら本当に献血できないのかどうかは、確認したことはないですけどね。
■保険やローンが新規に組めない
家族持ちの人が保険を新規に組めないと、
もしかしたらすごく困るのかも知れません。
幸い私は扶養家族がいない身軽なシングル(そして積極的にそのステータスを脱するつもりもない)なので、今後は医療保険分をカバーできるような貯金さえ心がけていけば、特に困ることもありません。
どちらかというと、問題はローンかなと。
具体的には住宅ローンが組めないこと。
残念ながら、私は、病気の前にローンを組んで家やマンションを買ったけではなく、一方で今すぐおうちが買えるほどのお金があるわけでもないので、ほぼ強制的に賃貸生活を続けていくしかありません。
そもそも雇われIT屋なんて、お客様の都合でいくらでも転勤がある職業なので、乳がんの話が無くても、シングルの身で住居購入に踏み切るのはそもそもハードルが高かったりするわけですが…
ネットでこの件(今後の住居をどうするべきか)についてFPに無料相談したときは、「これからさらに貯金していって、リタイアしたときに、現金一括で好きなところに住居を買うのがよいかと」という解決策を提示されました。(というかもうそれしかなさそうな雰囲気)
まあ、しょうがないので、賃貸しながら、プラスアルファで将来の住居用として貯金できる月々の金額を割り出して、こつこつやってます。
でもね、65歳まで働くにしてももう25年しかないし、そんなにたくさんためられません。
リタイア時に持っている額の範疇で、どうにかするしかないんだろうなーというのが、本音。
すでに計画とは言えない、行き当たりレベルでしかありませんが…
【参考リンク】https://fpcafe.jp/questions/237
↑「まさやん」というハンドルネームでこの件について相談してみました。
…やべえ、一応隠してきた居住県がバレる(笑)
ご夫婦共働きだったりする場合は、どちらかご健康なほう(どちらかが健康であれば)にローンを背負ってもらうしかないんでしょうね(- -;)
まあ、でも、変な話、今の日本では、ご夫婦の場合、まだまだ旦那さんのほうが大黒柱である場合が多いみたいなので、女性に多い乳がんに奥さんがもしなった場合、ローンなんかより、奥さん側に負担がかかりがちな日常の家事育児に多大なる障害が出るんだろうな…実際そういう話も当事者のブログや体験談でよく目にするし…
■既往歴記入時、地味に落ち込む
医者に新規にかかるとこ、健康診断受けるときなど、既往歴に病名を記入しながら地味に落ち込みます。
「3年前まではここ、空欄でよかったのにな…(泣)」とか思いながら。
まだ30代(診断確定当時)という若さだったというのもあり、インパクトもあったのか、大体の医者は、その既往歴の欄を見て、なんとも言えない反応を示すことが多かった気がします。
「今まで大きな病気は…。あー。あるんだ。そうだったんだね。なるほど…(沈黙)」
とかなんとか。
あと、内科とかならともかく、歯科や眼科や耳鼻科でどこまで乳がんについて正直に書くもんなんだろう、と悩まないこともないです。
(結局ちゃんと書きますけど)
■健康診断などでちょっと異常値が出ると、ハンパでなくビビる
転移じゃないかとか、再発じゃないかとか、新たな重病なんじゃないかとか、本能的に心配になります。
職場のオジさまがたが「いや~、今年も再検査が出ちまったよ~ハハハ」と不健康自慢できる神経が、信じられませぬぅぅぅぅ。
しかもあの人たちも、それなりに病気で苦しんだこともある人もいるんですけどね?
オジさまがたって、そういう人種なのでしょうか。アラフォーとはいえ、女子には理解できませぬ!(><)
ちなみに年末の会社の健康診断で要精密検査が1件出て、今もちょっと私、ビビってます。
たぶん大丈夫だけど、万一という可能性は当然あるわけだし…(ひー(><))
3月に再検査予定なので、また別途記事書きます。(気が向いたら…)
※書きました:人間ドックで要精密検査!→大腸内視鏡・初体験
■10年後生存率のニュースにかなりナーバスになる
私の場合、乳がんステージ1は10年後生存率90%超えると言われています。
…が逆に考えると、10年後には10%弱の確率で死んでるということになるわけで…
もちろん、全年齢の患者の統計なので、かなり若いほうの私が今後10年後までに死んでしまう確率はさらに低いとはいえ、…ねえ…?
「人間、いつ死ぬかわからない。明日かもしれない。どんなに健康でもそれは同じこと」
とは言え、そんな漠然とした一般論ではなく、
具体的な病名で、具体的な年数後の確率が、具体的な数値で表現されている、って、かなり危機感をあおられますよね、正直!
(同病経験者の方には、この感覚、分かっていただけると思いますが)
なお、(乳がんに関わらず)有名人のがんのニュースにも、相当ナーバスになります。
当事者が動揺するだけならまだしも、なんで周囲まであんなにことさら悲観的なことばっかりみんな言うんだろうね! 市井のがん経験者として、非常に迷惑だ!(><)
■妊娠、出産にまつわること
ある程度若い患者さんで、出産を希望される方の場合、特に重要度の高い話になります。
乳腺(乳房)は妊娠・出産に直接かかわる部位ではありませんが、
乳がん治療でも使う抗がん剤の種類によっては、妊娠の機能(妊孕性:にんようせい)に大きな影響が出るそうです。
また、私も服用しているホルモン治療用のタモキシフェンは、胎児に悪影響を及ぼすとはっきり分かっているので、服用中は原則妊娠禁止です。
30代以下の若い患者さんで、妊娠・出産を希望されている場合は、このテーマが最も重大な心理的・社会的・心理的なテーマとなります。
私みたいに「ま、もう30代も終盤だし、そもそもそれほど子供欲しいと思ってなかったし、パートナーがいるわけでもないし、ま、いっかー」と思えるなら、あまり考えなくてもいいのでしょうが、そうでない人のほうが多いでしょうから。
気になる方は「妊孕性」「妊孕性温存」といったキーワードで、情報収集してみるのもいいかも知れません(その際、怪しい民間療法サイトや、インチキ医師の金儲け用サイトに引っかかったりしないように!!)
■婚活や就活で、どこまで言うべきか
婚活を3か月でやめた私ですが、やめた理由の5%くらい(少!)は、やはり病気のことを考えたからです。
結婚相談所なんかは、男女ともに「独身」であることに加え「健康であること」が入所条件になっていたりするのです。
乳がん3年生である私がそこまで堂々と「私、健康です!!」と言えるのかどうか、というのが引っかかったのです。
それに逆の立場で考えると、自分が健康だったらやっぱり、相手がそんな派手な病気の経験者ならビビるかなと。
就活については、もし転職することになったら、
「持病があって、月1回くらい通院が必要ですが、元気で十分働けます」というストーリーで攻めていくのでしょうね。今までの職場の経験から、病名をズバリ言わなくてもいいような気がします。(むしろ言わないほうがいいという説が有力)
それでもって「フルマラソンを年1回走ってます」という体力自慢や、「つい最近もシステム立ち上げで夜中まで連日働いてました!」みたいな社畜エピソードを、アピールするんでしょうね…
(ああ、最近もやりましたとも。連日午前様だった年末は、倒れるかと思いましたよ…。残業代は満額出たけど)
…まあそんな感じですかね。
・妊娠・出産を希望する場合の大変さ
・婚活・就活時に起きる問題
・新規の保険・ローン契約の難しさ
・親戚連中の差し出口
・マスコミの過大なガン報道
…あたりを気にしないですむなら、早期乳がんの場合、初期治療完了2年も過ぎれば大体普通の生活ができるのかな、といったところでしょうか。
そして問題なのは、その「妊娠・出産」「婚活・就活」「保険・ローン(経済的な問題)」こそが、これから人生の土台を作ろうとしている&まさに作っている最中の、30代以下の若いがん経験者にとっては往々にして非常にシビアな課題であることです。(※乳がんに限らず、若年のがん経験者一般にとって)
人生が固まっている中高年以上の経験者の方には、この深刻さをなかなか分かってもらえないところも大きく、このあたりは、若年がん経験者当事者たちが、デジタルネイティブな自分たちの特製を武器に、ネットワーク広げていくしかないんじゃないかな…と思っています。
そういう私は、今月40歳になりました。
無事、中年の仲間入りです。
(ということもあり、若年がん経験者としての活動を私自身が何かやる気は、ありません…。ま、大体若年がんって発症時35歳未満がラインなので、診断確定時37歳の私は最初から基準外だし)
経過観察の乳がんやら、未だに頓服が必要なメンタルの問題と付き合いつつ、中堅社畜IT戦士として、また(なんといっても世界から見たら)自由で豊かな現代日本に生まれた一人の日本人として、より良い人生の後半戦を送れたらなあ、と思っています。
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学生時代にお勉強させられた英語とかドイツ語とかを活用して、欧州サッカーとかジャパニメーションとか海外オークションとかで、貴重な余暇を非生産的につぶします。
時折走り、まれに勉強します。
2015年夏、乳がん(ステージ1)発症しました。
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2015年夏、乳がん(ステージ1)発症しました。
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